ブログ
──水面に揺れる星屑の影を見ながら、私は想いを馳せる。あの時の幸せが、今も続いていればいいと──

「あふぅっ……ひぁぁっ……」
少女は誰もいない森の中で悲鳴を上げていた。それは艶やかさをも含んだ妖しい喘ぎで、しかし少女は無意味に足掻き続けていた。
柔肌を這い回り、チリチリと電気が走って全身が甘く痺れる。その感覚は、人間では得られない。
「いやぁっ……熱い、熱いぃぃぃぃっ!」
胎の中に注ぎ込まれる粘液。身体が麻痺して指先すら動かせず、為す術もなく犯されていく。
『それ』が出す粘液の作用で、どんどん発汗していき、視界が霞んできた。
ピリッ、と電気が流れた……と感じたその一瞬、火花が飛ぶほどの強烈な一撃が淫核に加えられた。
「ひぅぅぅ……っ!」
チカチカと瞬いた世界が、絶頂の中で回る。疼きから解放された感覚よりも、もう愉悦の海に溺れすぎて苦しいくらいだった。
まだ、満足した様子を微塵も見せない『それ』が、少女──アインハルトの肢体を弄んでいた。
侵食される意識の中で、アインハルトは聖王の幻を見た。

***

合宿、二日目の朝。アインハルトは清々しい空気と、燦々と降り注ぐ太陽の光を浴びながら目を覚ました。
寝間着から着替えて、ロッジから外に出る。
「んーっ、気持ちのいい朝ですねぇ。都会と違って、空気がとっても美味しいです!」
シュッ、シュッ、と拳を突き出してみる。キレがよくて、調子がいい。まっすぐに伸びる腕を見て、アインハルトは微笑んだ。
ロッジに一旦戻り、書き置きをする。朝練に行ってくるから、心配しなくていい、と。
すやすやと眠っているヴィヴィオの横顔を、ちょこんとつつく。彼女はむにゃむにゃ寝言を呟いて、寝返りを打った。
クスリと笑ったアインハルトは、そっと寝かせることにして、その場を後にした。

「一人でやるのも何だか久しぶりですね……ん?」
時計を見ると、ジョギングのつもりが結構先まで走ってきてしまったようだった。
森の中で木漏れ日を浴びながら自然の障害物競走をするのは、生まれて初めての経験だった。
とはいえ朝から頑張りすぎた。今から戻れば暖かい朝食が待っていることだろう。その後にシャワーを浴びて、本格的に訓練だ。
アインハルトが後ろに一歩を踏み出すと、ふと目眩のようなものを感じた。
しばしばと目を何度か閉じて開いて、前をもう一度見ると、そこには一人の少女が立っていた。
「あっ、ヴィヴィオさん、おはようございます。もしかして……出る時に起こしてしまいましたか?」
俯いている彼女は、黙ったまま立ち尽くしていた。それに、何かおかしい。
どうしてヴィヴィオがここにいるんだろう。もし起きた後に後ろをついてきてくれたのなら、声のひとつくらいかけてくれてもいいのに。
ひょっとして、安眠を妨害されて怒っているのか。
「すみません、なるべくそっと出たつもりでしたが──ヴィヴィオさん?」
がしっと、少女がアインハルトの肩を掴んできた。いきなりどうしたのかと問う前に、足首を何かに掴まれた。
「な、何っ!?」
ブーツに、スライムがまとわりついていた。不定形の、弾力がある半固体。
「あ、あなたヴィヴィオさんじゃ……」
相変わらず無言の、『ヴィヴィオ』らしき姿。正誤を構っている暇はなさそうだった。
腰を落として腕を引き、足元のスライムに叩きつける。
しかし、手応えらしい手応えはなく、むしろ粘体に腕も絡まれた。小さな舌打ちだが、背筋には今までで一番冷たい血が流れた。
柔らかくて、固い存在。触手のような形を作って二の腕まで巻き付いてきて、いよいよアインハルトは危機感を覚えた。
「そっ、それなら……覇王断空──あぁっ!」
巻きつかれたスライムは、中に発電機構を持っていたらしい
。汗と粘液でしっとりとした肌には、コンセントの半分しかない電圧でも、感電で身動きが取れなくなった。
腕が硬直して、動かそうという意志に従ってくれない。
「あぁっ、服が……!」
染み出してくる粘液で、アインハルトの制服が小麦粉みたいに溶けていった。
朝露のように蒸発したその粘液が、息を吸う度に器官へ入っていく。
「はぁっ……はぁっ、何なんですかこれは……っ! こんな……こんなことっ」
胸の服を溶かしていたスライムが、胸を登って来た。薄く膨らんだそうきゅうが全て顕になると、乳首にまとわりついてきた。
「ひゃぁぁっ!」
粘液でぬめりが良くなっていた先端の突起に、スライムが食いついてきた。
真空ポンプで吸引されているようで、神経がチリチリと焼ける。
「は、はぅっ……」
おかしい。頭がぼぉっとする。下半身がむずむずして、太ももを擦り合わせる。自分の身体がどうなってしまったのか、分からなかった。
「んぁぁっ!」
ショーツまで溶かされて、大事な場所が空気に晒される。
秘裂の隙間を埋めるように進んできたスライムは、急に硬さを増して淫唇を広げた。
「やめっ……やめなさいっ……くぅぅぅっ」
イングヴァルトだった頃の記憶が、僅かに蘇ってきた──秘唇の上部で半分皮を被ったままだった肉豆に触れた。
途端に身体がビクンと跳ねて、電気の麻痺も抜けたのに、力が入らない。
にゅぐにゅぐと淫核を揉み込まれる。小さい豆粒に襲いかかった強烈過ぎる愉悦に、脳の神経が少しずつ焼き切れていく。
ふらふらとゆらぐ意識で、精神を集中することができない。どんな技も、繰り出すことができない。
「はぁっ……ひぅっ……そんな、クリトリスばっかり……おかしく、なってしまいますっ……!」
霞む意識の中で、だんだん膝から力が抜けてきた。がくんと後ろ向きに倒れると、そこはぶにゅんとした感触。
どうやら、スライムに全身を飲み込まれてしまったようだった。
淫豆を扱かれて、アインハルトはあられもない声を上げた。
「ひゃぁぁぁ……とめ、止めて下さいぃ……おかしくなっちゃいます……!」
闘気が哀願に変わっても、スライムは動きを止める気配がない。
それどころか、ますます咀嚼の速度が激しくなって、今にも疼きが爆発しそうだった。
「いや……いや、ヴィヴィオさん……ひぅっ、ふぅっ、くぅぅ……ひあぁぁぁぁぁぁぁぁっ!」
脳天でバチバチと火花が散った。頭上に見えるヴィヴィオの『偽物』は、あまりにも本人に似すぎていた。
罪悪感で心が押し潰されそうになる。
──ヴィヴィオの目を見て、一瞬だけだったけど、感じてしまった。『偽物』でしかないのに……
凌辱の前には、いかなる気丈さも無意味である。拳では勝てない相手を前にして、アインハルトはすっかり混乱してしまっていた。
「はぅぁぁぁっ……いやぁぁぁぁぁっ……ヴィヴィオさん、ヴィヴィオさぁん……っ!」
せめて、『本物』を頭に思い浮かべながら、スライムが満足するまで必死に耐える。
だが、淫核への攻撃は収まるどころかますます強くなるばかりで、意識は翻弄され続けた。
「熱い……熱いぃぃっ!」
熱気のような、蜃気楼のような、そんなスライムの湯気が、辺りにもうもうと広がっていた。
吸い込めば吸い込むほどに、息をするだけで肺の中で心が昂ぶっていく。
「変に……変になっちゃいますっ……あああああぁぁっ!」
二度目の絶頂。秘芯は充血して完全に勃起し、淫核包皮を押し広げてすっかり露出していた。
クリトリスへの攻撃が止まぬままに、スライムはその身体を固くして膣穴の入り口に潜った。
「そ、そこは……ダメですっ……ヴィヴィオさんのために……ぎゃぁぁぁぁぁぁぁああああぁっ!」
有無を言わせんとばかりに、強烈な電流を叩きこまれた。
敏感な粘膜に走る電流は、苦味を覚える苦痛と、それを遥かに上回る快感で思考がぐちゃぐちゃに蕩けた。
「こんな……ものぉっ……くぅぅ……」
麻痺が激しい。考えている通りの動きはおろか、足をばたつかせて凌辱から逃げることすらできなかった。
固くなったスライムの先端が、どんどん胎の中にめり込んでくる。
朦朧として、苦痛と快楽の狭間に立たされていたアインハルトには、唯一自由な首を振ることしか出来なかった。
にゅぷにゅぷと粘ついた水音を立てて、スライムはアインハルトの膣内に侵入していった。
未だかつて感じたことのない激痛が脳天まで駆け抜け、残っていた力を限界まで振り絞って、この呪縛から解き放たれようともがいた。
その瞬間、淫芯にスライムが食いついた。
意識も何もかも失いかけているその時に、過ぎた悦楽で敏感になりすぎていた突起を揉み込まれるのは、
少女の幼い性感を限界まで引き出すのには充分だった。
「や、やめ……」
パチッ。静電気が走るような音が聞こえた後、意識を失う程の電撃が淫核を襲った。
「きゃぁぁぁぁぁぁぁ……あひぃぃぃぃぃ……!」
眼の奥で七色の光が踊る。それはヴィヴィオが描き出す魔力光のようで、アインハルトは寸刻ながら幸せすら覚えた。
涙と唾液で顔をぐちゃぐちゃにしながら、少女ははしたなく喘ぐ。
乳首にも吸いついてきたスライムが甘い電流をチリチリ流し、上下の感覚すら失わせていく。
「あぐっ……くはぁっ……あぅっ、ふぅぅっ……も、もう、やめへぇ……! いやぁぁぁっ……」
じゅぷじゅぷと抽送を繰り返し、乳首とクリトリスへ小刻みに電撃を送られる。
「やだっ……やだぁっ!」
スライムが、絶え間なくその粘体を身体の奥に潜り込ませてきた。膣を越えて子宮まで、無限とも思える量が入ってくる。
まるで孕んだかのように膨らんだ腹が、ぐるぐるとうねって未知の快感を生む。
どうやら、スライムの出す蒸気は媚薬だ。抗えないまでに強力な淫香が、アインハルトから全てを奪っていく。
「いやぁっ……! クリトリス、もうやめてぇ……」
淫核への凌辱は、一際強くなった。先っぽから根元まで激しく扱かれたかと思うと、スライムとは思えない力で吸引される。
勃起しきった秘豆が充血を止めることはなく、「男」と「女」の、両方の快感に翻弄されていた。
「ひぐっ……えあっ……ああああああぁぁぁぁ……」
ごぽり、と音を立てて、何かとてつもなく熱いものが膣中で感じられた。
そしてそれは、みるみるうちに膨らんでアインハルトの身体を汚していく。
「んぅぅ……っ!」
霞んだ目で見えるのは、白い液体の輪郭だけ。
それが精液だと認識するまでに随分時間がかかったが、理解した頃には何も感じなくなるくらい大量の白濁が注ぎ込まれていた。
淫核と膣壁の無限絶頂に苛まれ、アインハルトは背中をのけぞらせて身体を痙攣させた。
どうしようもなくイき続ける脳髄は、抵抗の意志を残らず刈り取っていく。
長い長い射精の後も、スライムは少女から何かを吸い上げるように蠢き続けていた。
「はぁぁっ……はぁっ、はぁっ……」
息も絶え絶えで、スライムの為すがままに犯される。朝が終り、昼になり、日が傾いて橙色の世界になった頃、ようやく解放された。
「あぐ、うぐっ……はぁはぁ、ヴィ、ヴィヴィオさん……どこですか……?
 会いたい、です……汚れて、しまいました……あは、あはは……」
だが、解放してくれたのは、膣穴だけだった。乳首と淫核は、未だに扱かれ、吸われ続けている。その終りは、まったく見えない。
「はぁっ、はぁっ、はぁぁっ……あふぅ……」
アインハルトは放心して空を見上げた。秘芯への愉悦で擦り切れた頭は、もう、考える力を失っていた。
最期に脳裏でチラついたのは、ヴィヴィオの笑顔だった。


小説ページへ